家の清掃と言えば、ハウスクリーニングや家事代行、設備関連のクリーニングなどさまざまな清掃業者が請け負っています。しかし、特殊清掃は通常の清掃業者ではできないような清掃を行います。例えば、亡くなられた方の体液、血液を徹底的に取り除くこと。また、室内に染み付いた臭いも消臭や脱臭をします。目に見えている部分だけ清掃するのではなく、床材や壁紙などを剥がし、下地に浸透していないかどうかも確認しなければなりません。そして、簡単には取り除くことができない血液や臭いは、特殊な薬品、機材を使用するのです。こういった清掃は、特殊清掃を請け負っている業者だからできること。近年、年齢を問わず一人暮らしをされている方が増えているため、孤独死を迎える方も多くなっています。自分は健康だから心配ない。そう思っていても、いずれは病に倒れてしまったり、自宅内で大ケガを負ったりして孤独死という結果を迎えてしまうかもしれません。亡くなった後のことは本人にはどうしようもないことではありますが、特殊清掃という仕事が活躍していることを覚えておいてもいいかもしれませんね。また、離れて暮らしている身内の方が亡くなった時、管理している物件で入居者が亡くなった時、特殊清掃が必要な状態であれば、早めに業者への依頼をご検討ください。