おそらく多くの人は、人が亡くなった現場というものをご覧になったことはないでしょう。それはつまり、人が亡くなった時の臭いを知らないという事も意味します。人の腐敗臭というものは実際に嗅ぐ様な機会はほとんど無く、インターネットや書籍等で調べてみても人によって表現が異なり、具体的な臭いというものはよくわかりません。しかし共通して述べられているのは、想像を絶するほどの悪臭になっているということです。特殊清掃のスタッフなどは、一度体を洗った程度では腐敗臭が消えないとまで言われています。
人間の腐敗臭は強烈な上に感じ取りやすいため、特殊清掃の現場では徹底した消臭を行わなければならないのです。
しかし、それは決して簡単なことではありません。もしも素人が特殊清掃を行おうとしますと、逆に臭いを広げることになります。ドアや窓を開ければ周囲に臭いが広がりますし、足などに遺体の体液などが付着すれば、歩くことでその体液を周囲に広げてしまいます。そうなれば、更に消臭は困難になってしまいます。
また、遺体の消臭には市販の消臭剤などでは歯が立ちません。残さず消臭するためには、オゾンや次亜塩素酸ナトリウムなどが含まれた専用の薬剤を用い、必要に応じて汚れた床や家具なども処分しなければいけません。
臭いは目に見えない物ですので、本当にきちんと消臭されたのかは、時間が経ってみなければわからない事があります。業者によっては消臭が不十分なために、染み込んだ臭いが再び放出されるということもあるようです。
そのようなことを防ぐためには、確かな技術を持った特殊清掃業者に依頼する必要があります。そのような業者をお探しでしたら、当サイトの相談窓口までお問い合わせください。