特殊清掃業の作業員は、人だけではなく動物の死骸の処理をする事もあります。
特殊清掃業の作業員の多くは、手で直接動物の死骸の処理をするのではなく、手袋をし、シャベルなどの道具を使って回収・処理をすることが多いそうです。
生きている動物ではないので、なるべく素手では触りたくないですよね。
しかし、道具を使って回収・処理をするといっても、手と同じように扱えるわけではないですから、うまくいかないこともよくあります。
うまくいかない原因の1つとしてよくあるのが、あまり想像したくはありませんが、遺体の腐敗が進みすぎている場合です。
腐敗が進みすぎている場合、回収の途中で体が分かれてしまい、1体の動物の体としての回収が非常に大変になってしまうことも多いそうです。
何が大変な状態になってしまうのかというと、遺体の臓器の処理の問題です。
この臓器の処理というのが大変問題で、腐敗によって体が分かれてしまうと、臓器も同じように、分けながら回収しなくてはならないハメになってしまうのです。
人間より遥かに小さな動物の遺体の回収・処理でさえこれだけ大変なのですから、特殊清掃業という仕事はメンタルの強い人でないと勤まらない仕事ではないのでしょうか。