日本の浴室は、伝統的な工法だとタイル張りかコンクリート造のものが多いようです。更に家の北側に設置されることが多く、どうしても寒くなりがちとなると、この季節怖いのが、温度差による突然死です。 特殊清掃の現場でも特に悲惨な状況の一つとも言われる浴槽での突然死の現場では、様々な対策や手段により、特殊清掃のプロがこれを清掃してくれます。 まず、水を張った浴槽内での死亡事故の場合、ふらんした体やその中の体液などが全て混ざり合っているので、汚水をそのまま流すことはできません。遺体の一部などは全てすくい取って回収してから水を流さなければ、浴槽を空にすることはできないのです。 また、浴室がユニットバスの場合、でもそうでない場合も、浴室というのは密閉された空間ですから、その空間内での突然死は、腐敗臭などもそこに集中すると思われるかもしれません。 しかし、実際には臭いは僅かな空間も伝って外に漏れ出しており、ユニットバスならその外側の空間も、取り壊して原状回復が必要なほど、もちろん現場になった浴室本体は完全に入れ替えとなるのです。 こうなると素人の手に終えるものではありませんから、特殊清掃のプロにおまかせになるのをおすすめいたします。