近年、高齢化が社会問題として度々取り上げられています。高齢化に伴って核家族化も進んでおり、身寄りのないお年寄りが孤独死していたとニュースも多く、悲しい現状であります。もし、ご近所の方が孤独死されてしまったらどうなるのでしょうか。その際には、特殊掃除の業者の方が動いているのはご存知でしたか?普段の生活の中で「特殊掃除」という言葉はなかなか聞き慣れない単語だと思います。ここでは特殊掃除についてお話ししていきましょう。
特殊掃除とは、主に独居死や孤独死、孤立死等の変死体があった屋内外の汚染除去や、血液や体液、肉片の除去等を行い、感染症を予防する為に消臭や消毒をしたり、室内の解体工事や現状回復工事等をしたりするサービスの事を言います。昨今「遺品整理業者」と間違えられる事もありますが、提供するサービスやスキル、知識等全く異なった業者であります。又、特殊清掃は孤独死等の現場以外にも街の「ごみ屋敷」と呼ばれる様な場所にも出動します。家の中に廃品やごみを置いてそのまま放置して、近隣住民に迷惑をかけている方のニュースが取り上げられる程、こちらも問題となってきています。ごみ屋敷の近隣の方は、異臭や害虫や他にも様々な被害がある事でしょう。そんな時に特殊掃除の方が消臭・消毒・異物の撤去等をしてくれています。
この仕事は誰もが嫌がる仕事であって、誰かがやらなければならない仕事でもあります。亡くなられた方の「最期」の現場を任される大切な業務だと言えます。近所のごみ屋敷に困っている方が見えたり、誰かの最期を迎えたりした際には特殊掃除の業者にお願いしましょう